自由もあるがデメリットもある

誰にも邪魔されず気楽な時間が持てる一人暮らしですが、デメリットもいろいろとあります。

最大のデメリットは、自分で自分の面倒を見なければいけないということです。食事の準備も、片付けも、掃除もゴミ出しも、全部自分で行わないといけません。

一番覚悟を決めなければいけないのは病気のときです。急な発熱で、身体がまともに動ける状態ではなくても、助けてくれる人は誰もいません。

そんなときに考えないといけないのは食事です。病気になったとしても、可能な限り体力をつけるため、食事はきちんと摂る必要があるからです。ひどい発熱によって、胃腸の調子が普段と異なってしまうことなんて日常茶飯事です。そのような事態になっても、なんとか口にできるレトルトのおかゆなどの食料を普段から準備しておくことをおすすめします。

さらに大切なのは、自分の体調に日頃から気をつけることです。「今日は何となく調子が変だ」と思ったら、すぐに病院に行くように心がけておくことも大切です。

このようにいろいろと気を使ったり、自分で自分のことを律しないといけないことが多いのが一人暮らしです。

しかし、生活のすべてを自分の好きなやり方でコントロールできることを考えれば、その自由さ、気楽さは何ものにも代えることはできません。面倒臭い日々の家事だって、やらないと決めれば、そして自分の部屋がごみだらけになっても構わないと考えるなら、好きなだけさぼることもできるのです。

かけがえのない自由を手に入れることができること、これが一人暮らしの醍醐味ともいえるのではないでしょうか。